BLACK CAT MELANCHOLIA
日常の記録。
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赤 線 斜 陽【菡 萏 編】


別府旅、最後の目的地は菡萏遊郭です。
「菡萏」と書いて『かんたん』と読みます。
なんて難しい…。

調べてみると、菡萏とは「かん」が美しい人、
「たん」は華やかという意を持つ文字で、蓮の花を表すのだそうです。
なんと素敵な名前なのだろう!

菡萏遊郭。この遊郭の名前も、その意味を知ってからだと、
なんと艶かしく神々しく思えてしまします。
男性が遊女を美化したそのままのイメージといったような。
何ともかぐわしい雰囲気です。

さて、私が別府駅から電車に乗り込み、2つ隣の西大分駅に着く頃には
もうすでに雨がしとしとと降り始めていました。

西大分も、私にとってはなかなか思い入れのある土地。
結構大きめの綺麗な図書館があるのです。

私は大学の卒論制作の為によくその図書館に通っていました。
その卒論も遊女の着物の紋様についてのものでした。

しかし、私は当時、西大分に遊郭跡が眠っているという事を
まったくもって知らなかった!!!

遊女自体に興味はあっても、
建築や赤線にまで興味が行っていなかったんですね。

ほんと悔やまれます。

でも、西大分にそんな古い建築残ってたかいな…??

と思っていたら、私がいつも図書館に向かって歩いていた道ではなく、
遊郭のあった菡萏はまったく逆の方向だったのです。

駅を出て、ほとんど勘を便りに菡萏を目指し突き進む私。

そのあたりは老朽化した倉庫などを改装したお店が並び、
今ではちょっとしたショッピングモールとなっているらしい。

迷いながらもその場所にたどり着いた私。
しかし、どこにそんな建物が残っているのやら。

さらに迷い歩き回る。
昔遊郭があったのなら、その名残がどこかに残っているはず。

私は昔、別府大学の学生だった時に
ゼミの先生が言った言葉を思い出していました。

『地霊』

----------------------------------------------------------------------------
ゲニウス・ロキ(Genius Loci、「地霊」)とは、現代建築において「ある場所の特有の雰囲気」を指す言葉である。中村雄二郎は「ゲニウス・ロキは、それぞれの土地がもっている固有の雰囲気であり、歴史を背景にそれぞれの場所がもっている様相である」と説明している。ゲニウス・ロキ概念は、建築ならびにランドスケープ、タウンスケープ(シティスケープ)等において、その場所の歴史的経緯や雰囲気、変遷を考慮する必要があると主張するものである。
----------------------------------------------------------------------------


なんと小難しい!!!

簡単に言うと、遊郭だった所は今でも歓楽街であったり、
死刑場だった場所はそれなりの場所になっていたりする。というようなことです。
た、たぶん…。説明下手でごめん…。

磁場というようなものがあるのでしょうね。

そしてやはりありました。
道に迷いながらついぞ発見したのは…

そう!ラブホテル!!


この辺りに違いない!!!私は確信を持ちました。
そして案の定すぐに目的の場所を発見。






なんとなんとなーんと素晴らしき豆タイーーーール!!
数々の赤線建築を発見する事が出来ました。素晴らしい。うーむ。

大分には他にも遊郭のあった場所があるので、
いつかそこにも探索しに行けたらなぁーと思います。

あと、今回は雨や曇りだったので、
快晴の日に菡萏や浜脇を再び訪れたいと思いました。

別府一人旅。
盛りだくさんの内容で大満足の結果となりました。

今度は比較的近い、福岡の赤線跡を歩いてみたいと思います。

▼関連記事
別府ひとり旅.1
別府ひとり旅.2
赤 線 斜 陽【浜脇編】
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コメント
"赤線斜陽"ではなく、"赤 線 斜 陽"。
この半角スペースにはどういう意味があるのか考えてみた。
2秒ののちに出た結論は以下。

思いつき。

さぁ、もつ鍋食って元気だそう!
| ジャスティン | 2008/10/08 7:03 PM |

あ!知らない人がコメントくれてるぅ!!

…ってぬか喜びしてしまったでわないか!!!

「赤線斜陽」が『赤 線 斜 陽』なのはちゃんと理由があるのだよ。

一般的な人々に抱かれている遊女たちの
固まったイメージの"隙間"にある真実の姿を
この日記で紹介できたらと思ったのです。

ってのはもちろんウッソん!そう、ただの思いつきだ★
あとその方が何となく美しいかなと思って♪
| 黒猫 | 2008/10/08 9:01 PM |

「かんたん」って西大分のことを呼ぶのは、そんな意味があったんやね!
ずっと気になってたので(何が簡単なのかしら?って)解決できてよかった♪

西大分は神社もあるし、確かにラブホもあるし(言われてみれば東別府なんてラブホの宝庫じゃないですかっ!!)地霊ってヤツなのね、納得。

うちの地元の下関は韓国人が多く店を出している通りがあるよ。
| ぼち | 2008/10/11 12:21 PM |

そういや東別府ラブホテル多かったね!!
寮に住んでいた時に、何故か友達とラブホ前の公園に座って
ウォッチングしたことを思い出したよ(笑)

下関は遊郭発祥って言われるくらい遊郭が栄えたとこだったんてね!
赤間神宮では遊女が先帝祭で道中してたっていうし。
じっくり一度訪れてみたい所ですよ。

韓国人ストリートがあるんだ!
料理関係とかが多いのかな?
釜山への船が出てるんだよね。
船の旅、行ってみたいですわ☆
| 黒猫 | 2008/10/12 12:23 AM |

はじめまして、都内在住の会社員、もう不惑に足を踏み入れたところです。
九州の赤線をいろいろと回られているようで、俺も赤線跡に魅入られた一人です。

いつの頃だったか、ある雑誌で赤線跡の写真があり、なんとも言えない気持ちにさせられた。 その後ネットの普及で多数の方からいろいろな情報を得る事ができて、
今都内はじめ、いろいろと回っています。
これは男性と女性では違うのでしょうが、以前色町として栄えた頃の建物が、今は
ひっそりと静かに佇んでいる、そこに魅力を感じています。
嘗ては色々と笑いあり涙あり欲望の世界、建物を見ているとそんな考えがよぎり、
いつまでも感傷に浸ってしまう、そんな感じです。

大分のカンタンは、家内の帰省に同行して、先日行って参りました。
西大分は大分のはずれ、現在は申し訳ないけど、かなり寂れた雰囲気。
そこに未だ褪せないタイルの色彩。
以前ここは
35軒の業者が200名以上の女性で市内の男達を魅了した異次元の世界だった、そんな
事を考えて散策してきました。
都内でも、州崎、鳩の街、吉原の路地裏等で同じ気持ちにさせられます。

また時々、コメントさせて下さい。
それでは

PS ここで紹介のあった 近代庶民生活史 14 色街・遊廓供 ∋笋睛縮鵑靴泙靴拭
近日中に届くとの事で、楽しみしています。
| donguri | 2009/04/15 12:59 AM |

donguriさん★

はじめまして!
都内に住まれてるんですね。
吉原をはじめ、都内には色々と興味惹かれる赤線跡が満載で、
いつか是非探索してみたいです。

近代庶民生活史のビデオは都内の映像なので、
また身近に感じられるでしょうね。うらやましい!

donguriさんは赤線について造詣が深そうですね。
私は建物自体の面白さや、豆タイルの美しさといった外観にも惹かれますが、
その場所で春をひさいだ女たち自身にも心を揺さぶられてしまいます。
感傷に浸ってしまう気持ちとても分かります。
きっと様々なドラマがあったのでしょうね。
建物の中には今でもその時の空気が染み付いて
離れないのではないかと思います。
美化してしまうのはいけないと思いつつ、
やはりどこかそのような眼差しで見つめてしまう自分がいます。

カンタンに行って来たのですね!
東別府の浜脇遊廓跡も一見の価値ありの場所ですよ。
別府は裏路地探索天国といっても過言ではありません。
私もまた訪れてみたい場所です。

最近は赤線跡探索はお休みしてますが、
遊廓や赤線に対して惹かれる気持ちはかわっていません。
また新しい場所を訪れた際は日記に書きますね。

是非またコメントください。ではでは。
| 黒猫 | 2009/04/16 12:03 AM |

勝手に人の家の写真とってどういうつもり?
| あの | 2011/05/04 4:23 PM |

あのさん
私が載せいている写真は「赤線跡を歩く」をいう本にも載っているような有名な場所、建物でもあります。
住所がわかるようなものは載せないように配慮しているつもりですが、不快に思ったのであれば申し訳ありませんでした。
| 黒猫 | 2011/05/14 9:36 AM |

久々の投稿です(>_<)

いやぁ、別府駅から東別府の間の道!
ほんとに裏路地天国ですよね!!

私も大学時代はわざわざ別府駅で降りて、東別府の寮まで散策がてら歩きました〜(#^.^#)

遊郭跡、確かに心惹かれます(>_<)
私たち女性にはあまり縁のない場所なはずなのにこんなに悲しく切なくなってしまうのはどうしてかしら??

建物にその時の空気が染み付く感覚分かります(#^.^#)
建物が放つ、オーラ、雰囲気、重さが違いますものね(^u^)
| ちー | 2012/11/25 12:09 AM |

はじめまして。
かんたんにはよく行きますが、遊廓だなんて
知りませんでした!
古い建物が大好きですが、大分市にも知らないところが、たくさんあるんだとしり、嬉しいです。
| ふみ | 2014/06/15 12:46 PM |

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